
後藤新平(ごとう しんぺい)による墨書
明治から昭和にかけて活躍した稀代の政治家・官僚・医師、後藤新平(ごとう しんぺい、1857-1929年)による貴重な墨書の掛け軸を買取させていただきました。その大胆で力強い筆致からは、「大風呂敷」と称された彼の壮大な構想力と、実行力に満ちた人物像がまざまざと伝わってきます。
後藤新平は、医師からキャリアをスタートさせながら、衛生行政から政治の舞台へと進出した異色の経歴を持ちます。台湾総督府民政長官や満鉄(南満州鉄道)の初代総裁を歴任。東京市長時代には、関東大震災後の帝都復興計画を立案・主導し、現在の東京の都市計画の骨格を作り上げた功績は計り知れません。
彼の書は、多忙な公務の合間に書かれたものが多く、時にユーモラスであり、時に剛毅な精神性が表れています。
後藤新平の活動時期は、日本が近代国家として急速な発展を遂げ、国際情勢が大きく変動した激動の時代と重なります。
古美術永澤では、後藤新平をはじめとする近代の政治家、文化人の書や掛け軸を専門の査定士が丁寧に拝見し、適正に評価しております。古美術品や歴史的資料の買取をご検討でしたら、ぜひ一度ご相談ください。
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