
高田美一(たかた びいち) 掛け軸 おしどり図
繊細な筆致で知られる日本画家、高田美一(たかた びいち)の「おしどり」の掛け軸をお譲りいただきました。
高田美一は、大正から昭和にかけて活躍した画家で、特に花鳥画の分野で高い評価を得ています。独自の柔らかな色彩と写実的な描写が融合した、品格ある画風が特徴です。
今回の「おしどり」も、その特質がよく表れた逸品です。雄の鮮やかな羽色と、寄り添う雌の落ち着いた配色が、絶妙なコントラストを生み出しています。
手前の枝には春の訪れを告げる猫柳(ねこやなぎ)が描かれ、全体が淡い背景に溶け込むような構図は、美一ならではの詩情豊かな表現と言えるでしょう。
おしどりは、古来より夫婦円満の象徴として、日本画や工芸品に好んで描かれてきた吉祥のモチーフです画面から伝わる穏やかで品のある空気感は、見る者の心を和ませてくれます。
古美術永澤では、お客様の大切なコレクションを次世代へと繋ぐお手伝いをさせていただきたく、高田美一作品をはじめとする日本画や掛け軸の買取に力を入れております。ご自宅に買取をお考えの作品がございましたら、是非お気軽にご相談ください。
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