
中村岳陵(なかむら がくりょう)菖蒲 掛け軸
現代日本画壇の巨星として知られる中村岳陵(なかむら がくりょう、1890-1969年)による美しい「菖蒲」の掛け軸をお譲りいただきました。
中村岳陵は大正から昭和初期に活躍し、伝統的な技法を基礎としながらも、理知的でモダンな装飾性を追求した日本画家です。
本作においても、瑞々しく咲き誇る一輪の菖蒲が、繊細かつ力強い筆致で描かれています。無駄を削ぎ落とした構図の中にある、花弁の鮮やかな色彩と、風にそよぐような葉の柔らかな緑の対比は、まさに岳陵の写生美の真骨頂といえるでしょう。
岳陵の歩んだ歴史を紐解くと、彼は横山大観らに見出されて日本美術院で頭角を現し、後に日展の重鎮として戦後の日本画復興に多大な貢献を果たしました。
法隆寺金堂壁画の模写事業など、歴史的な文化財保護にも心血を注いだ彼の作品は、確かな品格と時代を先取る斬新さを併せ持っています。
古美術永澤では、こうした中村岳陵をはじめとする近代日本画の名品を次代へ引き継ぐべく、日々真摯に活動しております。ご自宅に眠っている掛け軸や絵画の整理をお考えの際は、ぜひ古美術永澤の無料査定をご利用ください。
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