
珊瑚彫刻と真珠の帯留
先日、お客様より、素晴らしい帯留をお譲りいただきました。精巧な珊瑚彫刻と、つややかな真珠が組み合わされた、まさに美術品と呼ぶにふさわしい逸品です。
この帯留は、龍が波間を泳いでいるような、躍動感あふれる様子が珊瑚に彫刻されています。珊瑚特有の柔らかなピンク色が、波しぶきや波の動きを表現しています。さらに、上には真珠があしらわれ、帯留全体に上品な輝きと格調高い雰囲気を加えています。和装に添えることで、着物全体の装いを一段と引き立てる、存在感のある帯留です。
このような貴重な帯留の査定にあたっては、いくつかの重要なポイントがあります。
まず、珊瑚についてはその種類や色合い、そして彫刻の技術が評価の対象となります。また、彫刻の細かさやモチーフの希少性も重要な要素です。緻密な彫刻は、職人の卓越した技術を物語るものであり、美術品としての価値を高めます。
次に、真珠です。真珠の査定は、色、形、光沢、そしてキズの有無が鍵となります。特に、テリと呼ばれる真珠表面の光沢は、その美しさを決定づける重要な要素です。
これら素材自体の価値に加え、全体のデザイン性、金具の状態、そして保管状態も査定に影響を与えます。
和装文化を愛する方々の大切な品々を、これからも次の世代へと繋いでいくお手伝いができれば幸いです。
もしお手元にご不要になった和装小物や宝飾品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤の査定サービスをご利用ください。専門の知識を持った査定士が、一点一点丁寧に拝見し、その真の価値を見出します。
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