
香川勝広の彫金懐中時計
香川勝広(かがわ かつひろ)の彫金懐中時計をお譲りいただきました。
明治から大正期にかけて、日本の伝統工芸が欧米で高く評価された時代、彫金師・香川勝広はその精緻な技巧で名を馳せました。香川の彫金が施された懐中時計は、工芸品として高い評価を受けています。
香川勝広の作風は、高価な材料を用い堅実な片切彫りで格式を感じさせる仕上がりになることから、宮内省型と称されています。
彫金を手がけた懐中時計は、舶来のムーブメントに日本の金工作家が装飾を施したものです。精密な舶来時計を日本の精緻な技巧で彩った工芸品です。
現在では、香川勝廣の彫金懐中時計はコレクターから需要があり、状態が良好であれば高額の価値がつくこともあります。特に、銘(サイン)が明確に確認できるものや装飾に希少性がある品、また、元箱や付属品、時計として現在も動作するかどうかも、査定額に大きく影響します。
実家整理や遺品整理の際に、こうした精緻な彫金の懐中時計が見つかった場合、「古いから価値がない」と思わず、まずは専門店に相談してみることをお奨めします。相見積もりではなく、香川勝廣のような作家を理解している目利きの店に指名で依頼することで、その真価を正しく評価してもらえる可能性が高まります。
古美術永澤では、香川勝広の彫金懐中時計の買取を強化しております。買取をお考えの方は、一度ご相談ください。
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