
柏木晴光による鋳銅筆筒
柏木晴光(かしわぎ せいこう)による貴重な鋳銅筆筒(ちゅうどうひっとう)をお譲りいただきました。この筆筒は、重厚な青銅の質感が時代を超えた風格を漂わせた逸品です。箱書きには「鋳銅 花瓶 筆筒」とあり、筆筒としてだけでなく、花瓶としても用いられたことがうかがえます。
柏木晴光は、小田原鋳物の伝統を継承し、現在も風鈴や鈴などを製作する「柏木美術鋳物研究所」の所長でした。その作品は高い鋳造技術と芸術性で知られています。今回の筆筒も、その深い緑青の味わいや、角張った器体に銘文が施された意匠が、確かな技術と独特の美意識を物語っています。
このような金工作品は、単に実用品としてだけでなく、書斎や床の間を飾る品として重用されてきました。銅器の重厚な存在感は人々の精神的な豊かさを象徴するものでもあります。
古美術永澤では、今回のような稀少な金工作品をはじめ古美術品の査定・買取を承っております。買取をお考えでしたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。
関連買取実績
-
2025.12.03
-
2025.12.01
-
2025.11.26
-
2025.11.26








