
十手(じって)
かつての捕物(とりもの)現場で威力を発揮した「十手(じって)」をお譲りいただきました。
このお品は、重厚な鉄の質感に細やかな装飾が施されており、武骨さの中にも当時の優れた金工技術が光る逸品です。
十手は江戸時代の町奉行所の同心やその配下である岡っ引きなどが携行した捕り物道具であり、刀に立ち向かうための防御性能と、相手を制圧するための実用性を兼ね備えていました。
歴史を紐解けば、十手は不殺の精神を象徴する道具でもありました。江戸の治安維持を担った役人たちは、無闇に刃傷沙汰を起こさぬよう、この鉄の一打をもって賊を無力化することに心血を注いだのです。当時の法執行の最前線を支えた証であり、武術と警察機構の歴史を語る上で欠かせない存在と言えるでしょう。
古美術永澤では、このような古武具から茶道具、絵画まで、幅広い古美術品の査定を承っております。ご自宅の蔵や倉庫に眠っている年代物のお品がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
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