
刀装具 鍔(つば) 鉄地髑髏図(てつじどくろず)
静寂の中に物語を宿した、鉄地髑髏図(てつじどくろず)の鍔(つば)をお譲りいただきました。
本作は、武士の精神性を象徴するような質実剛健な鉄の色合いを基調としながら、髑髏のモチーフを大胆に配置した異彩を放つ一品です。
立体的に表現された髑髏は、空虚な眼窩や歯の細部に至るまで写実的に造形されており、傍らに添えられたススキや流水の意匠が、諸行無常の響きをより一層際立たせています。
裏面には卒塔婆(そとば)が配されており、表面の髑髏と対をなすことで、一つの物語を完結させるような構成と見られます。
刀装具において、髑髏は単なる恐怖の象徴ではなく、戦場に身を置く武士が自らの死を覚悟し、生を全うするという「不退転の決意」や、仏教的な無常観を表す意匠として好まれました。
古美術永澤では、このような刀装具の査定・買取を承っております。お手元に眠っている貴重なコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ一度古美術永澤へご相談ください。
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