
大島如雲(おおしま じょうん)浦島太郎像
明治から昭和初期にかけて、日本の鋳金界に不滅の足跡を残した巨匠、大島如雲(おおしま じょうん、1858-1940年)。その卓越した技術が凝縮された「浦島太郎像」をお譲りいただきました。
如雲は、江戸時代から続く鋳物師(いもじ)の家系に生まれ、伝統的な蝋型鋳造の技法を極めた人物です。彼は特に「写実の極致」と評されるほど繊細な表現を得意とし、国内外の万博で数々の賞を受賞するなど、日本の工芸を芸術の域へと高めた立役者でもあります。
本作においても、浦島太郎の穏やかな表情や衣服の柔らかな質感、そして膝に手を置く亀の生き生きとした描写に至るまで、金属とは思えない生命感が宿っています。
背景にあるのは、明治以降の近代化の中で再構築された「日本の物語」というテーマです。当時、輸出美術工芸品として高い需要を誇った如雲の作品は、日本独自の美学を世界へ発信する重要な役割を担っていました。
古美術永澤では、こうした大島如雲をはじめ著名な作家の彫刻作品の査定・買取を承っております。貴重なコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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