
沈香
希少な沈香(じんこう)をお譲りいただきました。
沈香は、東南アジアに自生するジンチョウゲ科の樹木が、傷を負った後に長い年月をかけて生成した樹脂が凝結した香木です。熱すると芳醇な香りを放ち、その香りは「甘み」「酸味」「苦み」などが複雑に混ざり合った深みのあるものです。沈香は、特に高品質のものは「伽羅(きゃら)」に分類されることがあります。
沈香は古来より仏教儀礼や写経、香道に用いられてきました。また、医療的な効能が信じられ、心身を整える薬用としても珍重されてきた歴史があります。
また、今回お譲りいただいた香木は「御笹沈香」といい、「笹」とは形状のことを指しており、文字通り「笹のような細長い形」を意味します。
近年、天然の沈香は産地での伐採規制により入手が困難となっており、市場価値は年々上昇しているため香道愛好家やコレクターからの需要が高い品です。
古美術永澤では香木をはじめとする様々な骨董品の買取を行っております。専門の査定士が丁寧に拝見し適正な評価をしておりますので、お手元に気になる品物がございましたら、お気軽にご相談ください。
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