
堆朱楊成(ついしゅようぜい)による彫漆盆
南北朝時代から連綿と続く漆芸家の大名跡、堆朱楊成(ついしゅようぜい)の作品、美しい「彫漆盆」を買取させていただきました。この作品は、幾重にも塗り重ねた異なる色の漆を深く彫り込み、その立体感と繊細な表現が際立つ堆朱の妙技を存分に示しています。
中央の黒漆部分には、吉祥のモチーフとされる松と鶴が、彫漆の技術を駆使して描かれており、黒と多色のコントラストが格調高い美しさを放っています。
「堆朱楊成」は、日本の漆芸史において彫漆の分野を牽引し続けた世襲名です。初代・長充(ちょうじゅう)は南北朝時代に足利義詮に仕え、中国・元代の名工、張成と楊茂から一字を取って「楊成」の名を賜ったと伝えられています。中国から伝来した堆朱の技術を日本で確立し、その子孫は室町幕府の足利将軍家や、江戸時代には徳川将軍家の御用を務めるなど、常に権威の庇護のもとで高い芸術性を維持し続けてきました。特に7代長親は豊臣秀吉に仕え、「難波彫」と呼ばれる茶器を制作しました。
古美術永澤では、堆朱をはじめとする漆芸品、古美術品の査定・買取を承っております。ご自宅に眠る価値あるお品物の買取をご検討でしたら、ぜひ一度、古美術永澤の無料査定をご利用ください。
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