
山本春正(やまもと しゅんしょう)鵜金描 盃
江戸時代から続く漆工の名門として名高い、初代 山本春正(やまもと しゅんしょう、1610-1682年)による「鵜金描 盃」をお譲りいただきました。
山本春正は京都を拠点に代々「春正塗」の伝統を守り抜いた漆工の一族であり、特に研出蒔絵の技法において比類なき技術を誇ります。
本作においても、艶やかな朱漆の地に対し、鋭い眼光を放つ鵜が緻密な金描によって表現されています。一見すると静寂の中に佇む鵜ですが、その羽の重なりや質感には春正らしい繊細な筆致が光り、漆黒と金の対比が小ぶりな盃の中に圧倒的な存在感をもたらしています。
江戸時代、漆器は単なる生活道具を超え、教養や富の象徴として大名家や豪商たちに愛好されました。とりわけ山本春正の作品は、その雅やかさと確かな格調から、現代に至るまで多くの蒐集家を魅了し続けています。
古美術永澤では、こうした歴史的価値の高い漆芸品や古美術品の査定・買取を承っております。コレクションの整理や、蔵に眠っている名品についてのご相談がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
関連買取実績
-
2026.02.10
-
青貝の美しさが際立つ「蘇山作 螺鈿雲鶴唐草文 八角盆」をお譲りいただきました。 漆黒の地に浮かび上がる螺鈿の輝きと、雲間を優雅に舞う鶴の意匠が調和した、格調高い漆芸品です。 青貝とは、夜光貝や...
2026.02.09
-
2026.02.05
-
2026.01.31








