
馬蒔絵 文庫
漆黒の空間を力強く駆ける馬の躍動感が、見る者の目を惹きつけて離しません。今回お譲りいただいたお品は、精緻な蒔絵が施された漆芸の逸品、馬蒔絵文庫です。
漆芸のなかでも最高峰の技法とされる蒔絵は、漆で描いた文様に金粉や銀粉を蒔きつけることで完成されますが、本作に描かれた馬の描写には目を見張るものがあります。
馬体の筋肉の盛り上がりや毛並みの一筋一筋に至るまで、熟練の職人による繊細な筆致と卓越した加飾技術が注ぎ込まれており、光の角度によって金銀が織りなす表情は多彩に変化し、落ち着いた中に確かな生命力を宿しています。
江戸時代以降、漆工芸は武家文化や公家文化のなかで洗練を極め、こうした文庫は重要な書状や家宝を収めるための格調高い道具として愛用されてきました。また馬は立身出世や勝負運の象徴でもあり、現代においても縁起物として人気のある図柄です。
古美術永澤では、こうした歴史的価値と美術的完成度を持つ漆芸品を大切にお取り扱いしております。お手元の漆芸作品の価値を知りたい際は、ぜひ私どもの無料査定をご利用ください。
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