
乾漆 柿香合
乾漆(かんしつ)技法による柿香合をお譲りいただきました。
本作は、麻布を漆で塗り固めて形を作る乾漆によって制作されており、他の漆技法では得られない軽さと造形自由度、そして漆特有の深い光沢にあります。麻布と漆を何層にも重ねて硬化させるため、木地を使わずに自立する形を保ち、極めて軽量で丈夫な仕上がりになります。
この特性により、仏像や茶道具など、持ち運びが多い工芸品にも適しています。さらに、漆の防水性・防腐性が加わることで、何百年も形を保ち続ける耐久性を実現しています。
香合は茶の湯の炭点前で香を焚く際に用いる小さな器ですが、その歴史は古く、茶の湯の発展とともに工芸の粋を集めた美術品へと昇華していきました。特に柿のモチーフは、古来より「五徳がある」とされる縁起の良い意匠として重宝され、実りの季節を寿ぐ茶事には欠かせない存在です。
古美術永澤では、こうした漆芸品や茶道具の査定・買取を承っております。長年大切にされてきたお品物や、由来の気になる古美術品がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
関連買取実績
-
2026.04.06
-
2026.04.06
-
2026.04.03
-
2026.04.03








