
おかめ(おたふく)の面根付をお譲りいただきました。
裏には「藻斎」と銘が刻まれています。両方の名前で呼ばれることが多い「おかめ」と「おたふく」。丸顔でふくよかな頬と笑顔が特徴で、縁起物として広く知られています。どちらもその顔立ちや意味合いが同じことから、同一と思われることも多いようですが、おかめは鎌倉時代、おたふくは江戸時代の女性がモデルとされ由来や逸話は異なります。伝統芸の世界においては欠かせない存在として親しまれているおかめ(おたふく)ですが、祭りの際や長押(なげし)の飾りなど、福を招く縁起物として根付や置物などの工芸品にも数多く取り入れられています。こぼれんばかりの満面の笑みは見る人に幸福感や安心感を与える作品です。
ストラップの元祖ともいわれる根付は、本来は実用的な道具として富裕な商人や武士の間で大流行していましたが、次第に精巧な彫刻が施された日本の伝統工芸品へと変化しました。その人気は日本国内にとどまらず、海外での評価も高く熱狂的な収集家が多く存在します。ご自宅に眠っている根付や古美術品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。
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