
能面をモチーフにした面根付をお譲りいただきました。
裏には「藻斎」と銘が刻まれています。癋見(べしみ)はぐっと力を込めて口を閉じた鬼神面です。口を固く閉じることを「へしむ」と言い、それが転じて「べしみ」と呼ばれています。主な癋見は2種類とされ、主に天狗の役柄に用いられる大癋見と、神や鬼の役柄に用いられる小癋見があります。目鼻や口の大きさ、シワの有無などからその違いがわかりますが、こちらは圧倒的な迫力と凄みを感じさせる大癋見です。睨みつけるような強い眼光、鋭い眉、顔の凹凸やシワなど、微細な部分へのこだわりが感じられる作品です。また能面としての癋見は役柄によって恐ろしい存在として描かれますが、工芸品や信仰の対象としては良い意味合いを持つ縁起物です。
ストラップの元祖ともいわれる根付は、本来は実用的な道具として富裕な商人や武士の間で大流行していましたが、次第に精巧な彫刻が施された日本の伝統工芸品へと変化しました。その人気は日本国内にとどまらず、海外での評価も高く熱狂的な収集家が多く存在します。ご自宅に眠っている根付や古美術品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。
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