
虫食いのからくり根付をお譲りいただきました。
かじられた梨の中には蜂がいるようです。蜂が内部を食べている様子を写実的に表現しています。当時根付は日常生活のありとあらゆるものが題材とされ、今では思いつかないような風変わりな作品も数多くありました。こちらの根付は蜂がまるで生きているかのように見える精巧な彫刻がされています。このように果実や木の実の中に虫などの生き物が隠れているものや、かじられているものなど、人々の好奇心を刺激する根付は特別なもので大変人気がありました。また可動したり仕掛けがあるものは「からくり根付」として愛好されていましたが、このように視覚的なトリックや隠された仕掛けがあるものも、そのように呼ばれていました。江戸時代の職人技と遊び心が詰まった根付です。
ストラップの元祖ともいわれる根付は、本来は実用的な道具として富裕な商人や武士の間で大流行していましたが、次第に精巧な彫刻が施された日本の伝統工芸品へと変化しました。その人気は日本国内にとどまらず、海外での評価も高く熱狂的な収集家が多く存在します。ご自宅に眠っている根付や古美術品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。
関連買取実績
-
2026.02.10
-
白玉(はくぎょく)の根付をお譲りいただきました。 中国で古来より愛されてきた玉の一種である白玉。玉石文化において最も尊ばれてきたものです。伝統的な縁起物で、古くから贈り物や装...
2026.02.08
-
栗とカタツムリの根付をお譲りいただきました。 一見すると本物の栗と見間違えるほど忠実に模した形状と、今にも動き出しそうなリアルなカタツムリが印象的な根付です。カタツムリは殻や...
2026.02.07
-
蜜柑の穴彫根付をお譲りいただきました。 穴彫り根付とは内部が空洞になっており、その内側に様々なモチーフが細密に彫刻されている技法の根付です。外側は貝や果物、植物などの自然物を...
2026.02.07








