
根付 卵中雛
精緻な技法が光る「卵中雛」の根付をお譲りいただきました。
本作は、ひび割れた卵の殻から今まさに外の世界を覗こうとする雛の姿を、見事に描き出した逸品です。
雛の産毛の柔らかな質感や、好奇心に満ちた愛らしい双眼、そして卵殻の薄く脆そうな表情に至るまで、作家の並々ならぬ執念と美意識が凝縮されています。
こうした卵の中から動物が姿を現す意匠は、その造形美と「誕生」という縁起の良さから、多くの愛好家に親しまれてきました。
根付は、江戸時代の男性が印籠や巾着を帯に提げる際の滑り止めとして発展した実用的な装身具です。しかし、時代が下るにつれて彫刻技術が飛躍的に向上し、掌(てのひら)に収まる極小の宇宙を表現する「工芸美術」としての地位を確立しました。
古美術永澤では、こうした先人たちの息吹を感じさせる古美術品を次世代へと繋ぐお手伝いをしております。ご自宅に眠っている根付や作家物の工芸品がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
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