
呼子笛(よびこぶえ)の根付をお譲りいただきました。
呼子笛は防犯や合図の道具であると同時に、アクセサリーとして愛されてきました。火事や緊急時に音を鳴らすためのアイテムとしても使われていたようです。江戸の町人文化の中で粋な日常道具として人気がありました。一見してすぐに「笛」と分からないような抽象的な造形が、見る人の好奇心をそそります。こちらは落ち着いた黒色に、主張しすぎない赤の差し色が洗練された印象です。機能性と知的な遊び心を両立させたユニークな作品です。
ストラップの元祖ともいわれる根付は、本来は実用的な道具として富裕な商人や武士の間で大流行していましたが、次第に精巧な彫刻が施された日本の伝統工芸品へと変化しました。その人気は日本国内にとどまらず、海外での評価も高く熱狂的な収集家が多く存在します。ご自宅に眠っている根付や古美術品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。
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