
鉄拐(てっかい)仙人の根付をお譲りいただきました。鉄拐仙人、李鉄拐(り てっかい)は、中国の伝説に登場する八仙(はっせん)という8人の仙人の一人です。足が不自由だった為、名前の由来でもある鉄の杖を持っているのが特徴です。
鉄拐仙人は他人の体に魂を宿らせて生き返った仙人です。魂だけ遠くへ出かけている間に自分の肉体を誤って焼かれてしまい、戻ってきた魂は入る体がなく、たまたま近くにあった物乞いの死体に魂を宿したという伝説があります。その為ボロボロの服に鉄の杖を突き、口から自分の分身(魂)を吐き出す姿がトレードマークとなっています。江戸時代にはその独特なビジュアルが面白いとされ、根付や木彫りなどのモチーフとして非常に人気のあった画題です。こちらはひょろひょろとした姿が一見不気味にも見えますが、どこかユーモアを感じさせ、長く伸びた髭は仙人としての神秘性を感じさせます。
ストラップの元祖ともいわれる根付は、本来は実用的な道具として富裕な商人や武士の間で大流行していましたが、次第に精巧な彫刻が施された日本の伝統工芸品へと変化しました。その人気は日本国内にとどまらず、海外での評価も高く熱狂的な収集家が多く存在します。ご自宅に眠っている根付や古美術品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。
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