
韃靼人(だったんじん)の根付をお譲りいただきました。韃靼人はタタール人とも呼ばれる、モンゴル系またはトルコ系諸民族の総称です。中央アジアから東ヨーロッパなど、ユーラシア大陸を横断するように広範囲で活動してきました。江戸時代の日本人は、未知の国々に対して非常に強い好奇心を抱いていました。そのため、異国人をモチーフにした根付は当時人気の画題でした。
韃靼人は主に「立派な髭」「独特の帽子」「楽器を持つ」姿で表現され、深彫りの顔立ちに豊かな髭を蓄えているのが典型的です。また、こちらの作品に見られるようなブーツを履いた姿も、彼が異国人であることを象徴しているといえます。当時の日本人が抱いたであろうミステリアスなイメージが、力強い筋肉や深彫りに投影されているようです。
ストラップの元祖ともいわれる根付は、本来は実用的な道具として富裕な商人や武士の間で大流行していましたが、次第に精巧な彫刻が施された日本の伝統工芸品へと変化しました。その人気は日本国内にとどまらず、海外での評価も高く熱狂的な収集家が多く存在します。ご自宅に眠っている根付や古美術品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。
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