
大木平蔵(おおきへいぞう)の武者人形
大木平蔵(おおきへいぞう)の武者人形をお譲りいただきました。
江戸から明治、大正と続く日本の人形文化の中でも、武者人形は男児の健やかな成長を願って五月人形として飾られてきた伝統の品です。その中でも群を抜いて存在感を放つのが、明治から昭和初期にかけて活躍した名工・大木平蔵の作品です。
大木平蔵は、江戸時代から続く「丸平大木人形店」の当主の名跡であり、代々受け継がれてきた伝統的な技を継承しています。、時代考証を重視した写実的で緻密な造形に定評があります。大木平蔵の武者人形は単なる飾り物にとどまらず、武士の風格を表現した芸術作品と称されることもあります。特に顔の表情や目の描写には独自のこだわりがあり、まるで実在の武将がそこに立っているかのような迫力を感じさせます。
使用される素材にも妥協がなく、甲冑や小道具にいたるまで精巧な作りで仕上げられており、高級品に位置づけられてきました。大木平蔵は、人形界の重鎮として多くの弟子を育てる一方、一点物の価値が高く、美術工芸品として収集家から高い評価を受けています。
近年、こうした大木平蔵の武者人形は骨董市場でも注目されており、状態の良いもの、箱書きや署名のあるものは高額査定が期待されます。
もしご自宅に、祖父母や親族が残した古い五月人形がある場合、それが大木平蔵作である可能性もあります。
古美術永澤では、大木平蔵をはじめとする作家物の人形に精通した査定士が丁寧に拝見し、適正な価値をご提示いたします。買取をお考えの際は、お気軽にご相談ください。
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