
水晶の碁石
水晶製の碁石をお譲りいただきました。
碁石の材料といえば、黒は那智黒石、白はハマグリ貝の組み合わせが主流ですが、骨董市場にはより希少性の高い水晶製の碁石があります。これは実用品というよりも、美術工芸品、あるいは鑑賞用の価値が高い逸品として知られています。
水晶は古くから霊石として珍重されてきた天然石で、透明度が高く、見る角度によって光を反射して輝くため、その美しさは見る者を魅了します。水晶製の碁石は、職人の高度な研磨技術によって滑らかで均整のとれた丸い形に仕上げられ、一層輝きを増しています。
水晶の硬度は非常に高く、加工には時間と労力がかかるため、大量生産は不可能です。そのため、流通している数も少なく、特に昭和初期以前に製作されたものは大変希少なものになります。
碁石が専用の箱とともに保管されている場合もあり、その保存状態や付属品の有無によって査定額が変動します。市場において水晶製碁石は、完全なセットで保存状態が良好なもの、また歴史的背景のある名工の作とされるものは高値で取引される傾向にあります。
水晶製の碁石は、一般的な碁石とは一線を画す価値があるため、ただの碁石として処分してしまうのは非常にもったいないことです。買取をお考えでしたら、骨董品に精通した古美術永澤へお声がけください。その価値を評価し、適正な査定で買取いたします。
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