
大木平蔵作 武者人形の馬飾り
大木平蔵作 武者人形の馬飾りをお譲りいただきました。
武者人形の世界において、馬の造形は武将の威厳と格式を表現する重要な要素です。大木平蔵作による武者人形の馬は、その卓越した技術と美意識が結集された傑作です。
大木平蔵は、武者人形制作において高い評価を受けている作家の一人です。伝統的な技法を守りながらも、独自の美的感覚を作品に込めることで知られており、特に馬の造形における細部へのこだわりは、多くの収集家から絶賛されています。
この馬飾りで最も印象的なのは、鮮やかな朱色の房飾りです。馬具全体に施された豪華な装飾は、歴史的考証に基づき戦国時代の武将が愛用した実際の馬具を忠実に再現しています。特に、編み込まれた房の一本一本まで丁寧に作り込まれている点は、大木平蔵の職人技の高さを物語っています。
馬体そのものの造形も見事で、白馬の気品ある立ち姿をはじめ、四肢の筋肉の表現、頭部の精緻な作り込みは、単なる装飾品を超えた美術品です。
鞍には金彩が施された豪華な文様が描かれており、これは武将の権威を象徴する重要な装飾要素です。房飾りとの色彩バランスも絶妙で、全体として統一感のある美しい仕上がりです。
大木平蔵作の武者人形は、その希少性と芸術性から古美術市場でも高く評価されています。特にこのような馬飾りは、武者人形セットの中でも重要な構成要素であり、単体でも十分な価値を持つ作品です。保存状態の良好なものは、買取市場でも安定した需要があります。
実家整理や蔵整理で出てきた武者人形の買取をお考えでしたら、ぜひ古美術永澤へご相談ください。
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