
名刹の扉の金具
この度、大変貴重な名刹と呼ばれる寺院の扉の金具をお譲りいただきました。
この金具は、名刹の伽藍を荘厳に飾っていた扉に用いられていたものということです。古くから、寺院建築において、扉や長押などの建築部材には、装飾を施した金具が用いられてきました。これらの金具は、単に建築物を補強する機能だけでなく、寺院の格式を示す重要な役割を担っていました。
お品物の特徴としては、まずその時代を感じさせる古色と風合いが挙げられます。金箔が残る様子は、かつて輝きを放っていたであろう姿を想像させます。長い年月を経て、自然についた錆や黒ずみも、歴史の重みを物語るものです。
さらに、金具の形状にも注目すべき点がございます。丸みを帯びた半球状の形は、建てられた当時の建築様式によく見られるもので、当時の優れた工芸技術を物語っています。
この寺院は、度重なる火災や修復を経て、現在もその威容を保ち続けています。この金具も、おそらく幾度もの時代を経て、大切に受け継がれてきたものでしょう。
今回の買取では、お品物の希少性、保存状態、そして何よりも歴史的価値を高く評価させていただきました。
古美術永澤では、このような貴重な古美術品を、次世代へと受け継いでいくお手伝いをさせていただいております。
今後も、お客様の大切なお品物の価値を正しく見極め、適正な価格で買取させていただくことで、古美術品の新たな担い手を見つける架け橋となれるよう努めてまいります。
関連買取実績
-
2025.08.06
-
2025.08.06
-
2025.08.06
-
2025.08.04