
鼈甲 蒔絵 杯台 (べっこう まきえ はいだい)
お客様が大切にされてきた、素晴らしい蒔絵杯台(まきえはいだい)をお譲りいただきました。
このお品は、蓋のついた木箱に収められた、繊細かつ豪奢な装飾が施された杯台です。杯を置く台は深い漆黒の地に金と銀の蒔絵が輝き、菊花や唐草文様が細かく描き込まれています。
杯台とは、杯を置くための台座のこと。特にこのような豪華な品は、特別な儀式や祝宴で用いられたものと推測されます。酒器として使用されるのはもちろん、美術品としても、その意匠の美しさを堪能できます。
彫金で装飾された杯台の足の曲線的なフォルムが、美しさを際立たせています。鼈甲の滑らかな曲線が、見る者の心を和ませてくれます。 また、台座中央の杯を置く台は、銀製です。この銀部分の古びた風合いが、時代を経たものの持つ味わいを感じさせます。
木箱の蓋には、「べツ甲蒔絵杯台」と書かれ、おそらく収蔵番号であろう「一三号」の文字も見えます。これらの墨書は、この品が長きにわたって大切にされてきた証です。今回お譲りいただいた鼈甲蒔絵杯台は、単なる実用品ではなく、日本の伝統工芸の粋を集めた美術品です。
古美術永澤では、一点一点お品物の価値を丁寧に拝見し、適正な価格で買取しております。ご自宅に眠っている古美術品がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。専門の査定士がお客様のご期待に沿えるよう、誠心誠意対応させていただきます。
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