ルグラ(Legras) 花瓶

フランスのアール・ヌーヴォー期を彩ったガラス工芸の巨匠、ルグラ（Legras）の素晴らしい花瓶をお譲りいただきました。

この花瓶は、ふっくらとした卵形のフォルムに、暗い地色と対照的な金彩やエメラルドグリーンで葉のモチーフが描かれた、大変魅力的な作品です。

ルグラことフランソワ＝テオドール・ルグラ（Francois-Théodore Legras）は、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍し、ドームやガレと並び、フランスのガラス工芸界を牽引しました。

彼の作品の特徴は、自然のモチーフを取り入れつつも、エッチングや金彩、酸化物による着色など、様々な技法を駆使して生み出される独特な風景にあります。

アール・ヌーヴォーの時代、ガラスは実用品の枠を超え、芸術表現の主要な媒体となりました。ルグラは、この芸術運動の中心地であったフランスで、自然主義的な装飾と機能美を融合させた作品群を生み出し、当時の生活空間に優雅な彩りをもたらしました。

ヨーロッパの古美術品、ルグラ、ガレ、ドームなどのフランスのアール・ヌーヴォーガラス作品の査定・買取をご検討の際は、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。

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