
彫金兎図 煙管
熟練の金工師の技が光る、大変美しい「彫金兎図煙管」をお譲りいただきました。
本作の主役である兎の意匠は、古来より多産や飛躍の象徴として親しまれてきましたが、本品に施された兎は、今にも草むらから飛び出してきそうなほど生き生きとした立体感を持って彫り上げられています。
特に、毛並みまで丁寧に表現された彫金技術は目を見張るものがあり、金や銀の象嵌が施された華やかな装飾が、実用品の域を超えた美術品としての風格を漂わせています。
こうした煙管が広く普及した背景には、江戸から明治にかけて花開いた「粋」の文化があります。当時の人々にとって煙管は単なる喫煙具ではなく、自らの美意識を体現する重要な装身具でもありました。
武士の刀装具制作を担っていた金工師たちが、時代の変遷とともにその技術を煙管や根付といった日用品に注ぎ込んだことで、日本の金工美術は独自の進化を遂げたのです。
古美術永澤では、こうした歴史的価値のあるお品物を次世代へと繋ぐお手伝いをしております。長年大切にされてきたお品物や、蔵に眠っていた工芸品など、整理をご検討の際は、ぜひ一度古美術永澤の無料査定をご利用ください。
関連買取実績
-
2026.02.26
-
2026.02.25
-
2026.02.25
-
2026.02.25








