
吉田丈夫(よしだ たけお)クリスタルガラス花瓶
現代日本のガラス工芸界を代表する名工、吉田丈夫(よしだ たけお、1916-2002年)による重厚なクリスタルガラス花瓶をお譲りいただきました。
同氏は、光の屈折を極限まで計算し尽くした緻密なカット技術で知られています。本作も、厚みのある上質なクリスタルに大胆かつ繊細な面取りが施されており、周囲の光を複雑に透過・反射させることで、置かれた空間そのものを華やかに彩る圧倒的な存在感を放っています。
日本のガラス工芸は、江戸切子や薩摩切子といった伝統的な技法を礎に発展してきましたが、戦後、吉田氏のような作家たちが独自の芸術性を追求したことで、実用性を兼ね備えたモダンアートとしての地位を確立しました。
クリスタルガラスは酸化鉛を含有することで高い透明度と特有の重厚感、そして澄んだ打音を持ちますが、その硬質な素材を自在に操り、柔らかで多面的な輝きを引き出すには、長年の経験に裏打ちされた高度な熟練技が不可欠です。
古美術永澤では、こうした作家の魂が宿る工芸品を次世代へと繋ぐ橋渡しをしております。ご自宅で眠っている美術品や、価値の判断が難しいお品物がございましたら、ぜひ古美術永澤にご相談ください。
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