
飾り扇子 仔犬図・紅葉図
金泥の背景に愛らしい仔犬と瑞々しい南天、そして鮮やかな紅葉が描かれた、非常に格調高い飾り扇子をお譲りいただきました。
表面に描かれた狆(ちん)は、日本が原産の小型愛玩犬です。白と黒の特徴ある配色の毛並みを持ち、かつて徳川綱吉にも飼われ、高貴な身分の方々に愛されたとされています。その愛くるしい風貌から円山応挙の流れを汲む写実的な系譜を感じさせます。
ころころと丸みを帯びた仔犬の質感と、写実的でありながら情緒豊かな植物の描写が見事に融合しており、職人の確かな筆致が光ります。
漆塗りの親骨には繊細な透かし彫りが施され、共箱(漆塗りの保管箱)が付属している点からも、観賞用の調度品として大切に扱われてきたことがうかがえる逸品です。
扇子は古来より「末広がり」として縁起物とされ、特に金地の飾り扇子は長寿や繁栄を願う宴の席や床の間の装飾として重宝されてきました。本作のような金泥を用いた作品は、光の当たり方で表情を変え、空間に華やぎと品格をもたらします。
古美術永澤では、こうした古美術品の価値を次世代へ繋ぐため、専門の査定士が丁寧にお品物を拝見しております。ご自宅に眠る古い扇子や書画、骨董品などがございましたら、ぜひお気軽に古美術永澤の無料査定をご利用ください。
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