
金子國義(かねこ くによし)油彩画
日本の洋画壇の鬼才、金子國義(かねこ くによし、1936-2015年)による油彩作品をお譲りいただきました。
本作は、鮮やかなイエローの背景に、紫のドレスを纏った女性がロブスターを頭上と手に携えた、極めてシュールかつエレガントな一作です。
金子國義といえば、自身の美学を投影した「不思議な国のアリス」シリーズや、世紀末美術の系譜を継ぐ耽美的な肖像画で世界中に熱狂的なファンを持っています。澁澤龍彦に見出され、雑誌『ユリイカ』など雑誌・書籍の装幀画や、L’Arc-en-Cielのhydeとのコラボレーションなど、美術界の枠を超えてカルチャーシーンに多大な影響を与え続けてきた、日本を代表する画家の一人です。
金子國義の作品の魅力は、古典的な油彩技法を駆使しながらも、内側から滲み出るような官能性と女性像に宿る妖艶な美しさにあります。
本作で象徴的に描かれているロブスターというモチーフは、シュルレアリスム(超現実主義)の巨匠サルバドール・ダリが「ロブスター・電話」などの作品で多用したことでも知られ、金子の深い教養とシュールな遊び心が凝縮されています。
古美術永澤では、こうした金子國義作品の持つ芸術的価値を正当に評価し、大切に次代へ引き継ぐお手伝いをしております。整理を検討されているお品物がございましたら、まずは一度、お気軽にご相談ください。
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