
森哲郎(もり てつろう)による木彫根付 仙人図
この度、稀代の根付作家、森哲郎(もり てつろう、1961年~)による素晴らしい木彫根付「仙人図」をお譲りいただきました。
根付とは、江戸時代に提げ物(印籠や煙草入れなど)を帯から下げる際に、滑り止めとして使用された留め具のこと。実用品でありながら、当時の人々の美意識と職人の高い技術によって、繊細な美術品へと昇華しました。
森哲郎は、現代の根付界を代表する作家の一人です。彼の作品は、根付の伝統的な様式美を踏まえつつも、細部にまで魂を吹き込む写実性と、モチーフの内面までを表現する深みが特徴です。特に、仙人や神、動物といった題材を得意とし、その一つ一つに生命力が感じられます。
本作「仙人図」は、髭を蓄えた仙人が熊を従えており、自然と調和した山中の賢者としての表現が成されています。
古美術永澤では、このような時代を超えて愛される美術的価値の高い根付の査定・買取を専門的に行っております。森哲郎をはじめ、提物や緒締に至るまで、専門の査定士が丁寧に拝見いたします。大切なコレクションの整理をお考えの際は、ぜひ一度お気軽にご連絡ください。
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