
七宝焼 花瓶 富士山
淡く清らかな地を背景に、雪を冠した霊峰富士と深い森を、まるで水墨画のような枯淡な筆致で描き出した七宝焼の花瓶です。
この作品に用いられている「有線七宝」は、金属の素地の上に銀線を巡らせて境界を作り、そこに色とりどりの釉薬を注ぎ込んで焼き上げる大変手間のかかる技法です。
このように手前に山深さを表す木々の影と、奥に雲海から姿を現す雄大な富士を描いた富士図は、日本を象徴する風景として輸出品に盛んに用いられたスタイルです。明治から昭和初期にかけての七宝焼は「ジャパニーズ・エナメル」として世界中から絶賛され、万国博覧会を通じて日本の装飾文化を海外へ紹介する一助となっていました。
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