
銀製 香水入
素晴らしい銀工芸品、「銀製 香水入」をお譲りいただきました。ずっしりとした質感、時を経た銀の鈍い輝きと、そこへ施された繊細な装飾が魅力的です。
この香水入は、丸みを帯びた優美な形状をしており、表面には彫刻により、立体感のある百合の文様が施されています。
いぶし銀の地に、花弁を金色で際立たせた意匠で、また、蓋の部分も精密に作られており、華やかでありながらも品格を感じさせる仕上がりとなっています。
このような銀製の工芸品は、明治から大正時代にかけて、海外へ輸出する美術工芸品として多く作られました。香水入やタバコケース、コンパクトといった西洋の生活様式で使われるアイテムに、日本の伝統的な金工の技術を融合させたものは、「ジャポニズム」ブームも相まって人気を博しました。
古美術永澤では、このような歴史的背景を持つ銀工芸品の価値を正しく評価し、査定・買取を承っております。ご自宅に眠る、価値が分からず処分に迷っている美術品や工芸品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。
関連買取実績
-
素晴らしい意匠の金工の箱をお譲りいただきました。精緻な技術が光るこの作品は、深い鉄の地に月に向かって飛び立つ一羽の雁が描かれた、詩情あふれる逸品です。 この箱の特筆すべき点は、象嵌(ぞうがん)や...
2025.12.10
-
2025.12.10
-
2025.12.09
-
2025.12.02








