
金工箱 雁と月図
素晴らしい意匠の金工の箱をお譲りいただきました。精緻な技術が光るこの作品は、深い鉄の地に月に向かって飛び立つ一羽の雁が描かれた、詩情あふれる逸品です。
この箱の特筆すべき点は、象嵌(ぞうがん)や肉彫り(にくぼり)といった高度な金工技術です。
鈍い光沢を放つ地金の上に、雁は異なる金属で巧みに表現され、特に翼の羽や遠くを見つめる眼差し、そして金色でわずかに彩色された嘴(くちばし)の表現は、息をのむほどに写実的です。
この「雁と月」というモチーフは、古来より秋の風情や旅情、あるいは寂寥の美を象徴するものとして、絵画や詩歌、そして工芸品の世界で好んで描かれてきました。
月を背景に羽ばたく雁の姿は、日本のわび・さびの美意識を具現化しています。
古美術永澤では、このような伝統的な技法が凝らされた金工作品の査定・買取を承っております。ご自宅に眠る、歴史と美を纏った金工品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤へご相談ください。
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