
白磁香炉(はくじこうろ)
白磁香炉(はくじこうろ)をお譲りいただきました。
白磁香炉は、その名の通り、純白の磁器で作られた香炉です。釉薬のかかった滑らかな肌合いと品格のある佇まいは、様々な香炉の中でも上品な存在として多くの愛好家を魅了しています。
古来より、仏具や書院の飾り、また茶道具としても重用されてきた白磁香炉は、静かな美を湛えてきました。
白磁の歴史は古く、中国・唐代(7世紀頃)に遡ります。形状には鼎形(ていけい)、壺形、筒形など様々あり、それぞれに用途と美的価値が込められています。
日本でも江戸時代以降、有田焼や京焼などで白磁香炉が作られました。装飾が少なく、形そのものの美しさで勝負する白磁香炉は、まさに「用の美」の極みといえるでしょう。
美術品としての価値も高く、作られた時代や産地、状態によっては高額の査定が付くこともあります。特に保存状態が良く、欠けやヒビがないもの、由緒ある旧家や茶人の所持品などの来歴があれば、市場価値が上がることがあります。
白磁香炉は、シンプルに見えるため真贋の判定は専門性が問われます。模倣品も巧妙であるため、もしご自宅に白磁香炉があり買取を検討される場合は、ぜひ、陶磁器の目利きで実績豊富な古美術永澤にご相談ください。
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