
茶合
茶合をお譲りいただきました。
茶道具の中でも、控えめながらも美しさと機能性を併せ持つ茶合。竹製の茶合は、自然素材ならではの風合いや彫刻が施された意匠性が評価されています。
茶合とは、茶葉の量を量るための茶道具です。抹茶用は桜の木で、煎茶用は竹で作られているものが多くあります。
竹の茶合は、他の材質にはない魅力があります。竹の節や肌目は、ひとつとして同じものがなく、自然の個性そのもの。そして、竹の清涼感は夏の設えにもよく合います。
名工による竹の茶合は、茶道具としての価値だけでなく、美術品としても高く評価されます。たとえば、江戸時代の茶人や数寄者が好んだ茶合には、銘が添えられたものがあり、背景や由緒によっては思いがけない高額の査定となる場合もあります。
こうした茶合が遺品整理の中から見つかることも珍しくありません。一見、地味な道具に見えても、作家の銘や共箱の有無によって査定額が変動します。
古美術永澤では、茶合を含む茶道具全般を買取しております。千家十職をはじめ作家物や由緒ある品はもちろん、「価値があるかわからない」といった品でも、お気軽にご相談ください。
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