
銀製の急須
先日、貴重な銀製の急須をお客様よりお譲りいただきました。
今回お買取させていただいたのは、ずっしりとした重みと鈍い光沢が美しい銀製の急須です。画像からもお分かりいただけますように、その造形は非常にシンプルながらも、手仕事の温かみが感じられる木製の持ち手と、細部にまでこだわりが光る蓋の意匠が、全体の品格を高めています。
注目すべきは、本体に施された細かな槌目(つちめ)模様です。光の当たり方によって表情を変えるこの模様は、工芸品としての高い価値を物語っています。
急須は、私たち日本人にとって日々の生活に欠かせない茶器であり、その素材や意匠には作り手の想いや時代の息吹が込められています。
銀製の急須は希少性もさることながら、銀の特性が茶の味わいをより一層引き立てると言われています。銀には口当たりをまろやかにする効果があるとされ、古くから茶人たちに愛されてきました。また、抗菌作用も高く評価されています。
今回お譲りいただいた急須も、長年の使用によって培われたであろう独特の古色が、新品にはない歴史と風格を湛えており、まさに用の美を体現する逸品と言えるでしょう。
茶道具は、作家、窯元、時代、そして保存状態によってその価値が大きく変動します。今回の銀製急須のように、市場にあまり出回らない希少な品物はもちろんのこと、普段使いされていたものから、ご家族が収集されていたものまで、幅広いお品物に対応しております。
古美術永澤では、茶道具の専門知識を持つ査定士が、お品物の真の価値を見極め、お客様に納得いただける適正価格をご提示いたします。
「これは価値があるのだろうか?」「どれくらいの値段になるのか知りたい」といったお品物がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。出張査定、LINE査定と、持込鑑定会など、ご都合に合わせた買取方法をご用意しております。お客様の大切な古美術品が、次に大切にしてくださる方の元へ渡るようお手伝いさせていただきます。
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