
七宝焼の香合
先日、お客様より素晴らしい七宝焼の香合をお譲りいただきました。
本品は、鮮やかな水色の地に、繊細な桜の花が咲き誇る七宝焼の香合です。七宝焼とは、金属の素地にガラス質の釉薬を施し、高温で焼き付けて装飾する伝統工芸品です。
今回の香合は、色彩の豊かさと、細部にわたる意匠の精巧さに目を見張るものがあります。水色の地色は、まるで澄み切った空のよう。そこに配された桜の花は、薄紅色から濃いピンクへとグラデーション豊かに彩られ、一枚一枚の葉の葉脈までが丁寧に表現されています。そして、七宝特有の艶やかな光沢が、作品全体に上品な輝きを与え、見る者を惹きつけます。
香合は、お香を収納するための小さな容器で、茶道において重要な道具の一つです。今回の七宝焼の香合は、実用性はもちろんのこと、美術品としての価値も高い逸品と言えます。その蓋を開けるたびに、優雅な香りと共に、華やかな桜の花が目に飛び込んでくる情景が目に浮かびます。
弊社の査定士が、香合の状態、七宝焼としての技術レベル、そして市場での評価などを総合的に判断し、お客様にご納得いただける価格にて買取させていただきました。
ご自宅に眠っている古美術品や骨董品はございませんか?「これは価値があるのかな?」と迷われた際も、ぜひお気軽に古美術永澤にご相談ください。専門知識を持った査定士が、お客様の大切なお品物を丁寧に拝見し、適正な価格で買取させていただきます。
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