
逸見東洋(へんみ とうよう)による牡丹唐獅子 堆朱 香合
稀代の漆芸家、逸見東洋(へんみ とうよう、1846-1920年)による「牡丹唐獅子 」堆朱(ついしゅ)香合(こうごう)をお譲りいただきました。圧倒的な迫力と繊細な彫り口は、まさに東洋の真骨頂を示す逸品です。
逸見東洋は明治から大正時代にかけて活躍した工芸家(刀工・木彫・漆芸)です。特に漆を幾層にも塗り重ね、それを深く彫り込んで文様を表現する堆朱の技法において、極めて高い技術を誇りました。
東洋の作品は、その力強い構図と、牡丹や唐獅子といった吉祥の題材を写実的に捉える表現力が特徴で、多くの愛好家を魅了しています。
この「牡丹唐獅子」堆朱香合は、蓋に富貴の象徴である大ぶりの牡丹が、身に百獣の王たる唐獅子が躍動感あふれる姿で彫り込まれています。堆朱特有の深い朱色の光沢と、陰影を強調する立体的な彫刻が相まって、格調高く華麗な雰囲気を醸し出しています。
古美術永澤では、逸見東洋をはじめとする近代の名工が手がけた漆芸品や古美術品を、その歴史的・美術的価値を尊重し、丁寧に査定・買取しております。ご自宅に眠る美術品がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
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