
銀製の透かし彫り香炉
繊細で華麗な意匠が施された銀製透かし彫り香炉を買取させていただきました。
この香炉は円形の本体全体に、菊と牡丹を中心とした草花が息をのむような精度で透かし彫りによって表現されています。
菊は皇室の紋章にも用いられる高貴な花、そして牡丹は富貴の象徴として、古くから日本の美術工芸品に好んで用いられてきました。
この種の透かし彫りの金工作品は、明治時代以降、日本の伝統的な金属工芸技術が西洋に紹介され、国際的な評価を高めた時期の作品と考えられます。
当時の日本の金工師たちは、高度な技術を用いて香炉や花瓶といった工芸品を制作し、国内外の博覧会で高い評価を得ました。本作品も、その技術の粋を集めたかのような緻密な細工から、高い技術を持った金工師の手によるものと推察されます。
古美術永澤では、古美術品や工芸品の査定・買取を承っております。お手元に、買取をご検討中の金工作品や古美術品がございましたら、お気軽に、古美術永澤にご相談ください。次の世代へと橋渡しできるよう、誠心誠意対応させていただきます。
関連買取実績
-
2025.12.13
-
2025.12.13
-
2025.12.13
-
2025.12.12








