
火箸コレクション
珍しい火箸のコレクションをお譲りいただきました。
このコレクションには真鍮や鉄、木、そして螺鈿(らでん)細工が施されたものなど、多様な素材と意匠の火箸が揃っています。
特に目を引くのは、緻密な彫金が施された真鍮製の火箸(上から4番目)です。何かの霊獣を思わせるような装飾が施されており、実用性だけでなく工芸品としての価値を感じさせます。
また、黒地に青貝がきらめく螺鈿細工の火箸(上から2番目)は、見る角度によって色彩が変化し、その製作には高度な技術と手間がかけられたことが見て取れます。これらは単に炭を扱うための道具ではなく、上流階級の雅な生活を彩る美術工芸品として扱われていた証です。
火箸は、茶の湯の席で炭手前(すみてまえ)に欠かせない茶道具の一つであり、時代や用途に応じて素材や形状、装飾が進化し、茶道の世界では名工による作品が珍重されています。
古美術永澤では、ご自宅に眠る茶道具や古美術品、今回のような珍しいコレクションの査定・買取を承っております。経験豊富な査定士が、その品が持つ真の価値を見極めますので、お気軽にご相談ください。
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