
宋代油滴天目茶碗
お客様より、黒釉に銀色の斑文が煌めく油滴天目茶碗をお譲り頂きました。油滴天目の茶碗は、日本の茶道文化の中で非常に高い評価を受けてきた茶碗です。付属する木箱の表書きには中国、宋の時代の作品とあります。
油滴天目茶碗は中国の南宋時代に福建省の建窯で焼かれた天目茶碗の一種で、高温焼成中に釉薬の鉄分が結晶化することで油滴状の文様が現れるのが特徴です。その斑文はひとつとして同じになることのない神秘的な自然の産物です。
鎌倉時代の日本に伝来すると、唐物として珍重されました。室町時代には、自然の中に無限の奥行きを見出す侘び寂びの精神と結びつき、茶道文化の美意識を象徴する存在となりました。宇宙を見立てた輝きは茶室において格別の存在感を放ち、将軍や有力大名がこぞって愛蔵しました。茶の湯の名碗として今日まで高く評価されています。
この茶碗は内と外に銀の星々を思わせる景色が広がっており、まさに油滴天目茶碗の特徴を示しています。深い光沢の表情に侘び寂びの美が窺える作品です。
希少な作品や歴史的意義のある美術品、茶道具の査定は、豊富な経験を持つ古美術永澤の査定士にお任せください。価値を正しく評価し、ご満足いただける買取を心がけております。
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