
堆朱(ついしゅ)「達磨図」香合
力強い彫り込みが目を引く「堆朱(ついしゅ)達磨図香合」をお譲りいただきました。
中央には、鋭い眼光を湛えながらもどこか慈悲深さを感じさせる達磨大師の姿が立体的に表現されており、背景に施された精緻な地文様が主役の存在感をいっそう際立たせています。
彫漆のなかでも赤漆を用いた堆朱は、使い込むほどに深みのある落ち着いた艶が生まれ、茶席に重厚な華やぎを添える道具として茶人たちに愛されてきました。
堆朱の歴史は中国の唐から宋代にまで遡り、室町時代には「唐物」として日本へ伝来しました。当初は貴族や高僧の間で珍重されていましたが、のちに茶の湯の発展とともに香合として独自の進化を遂げ、日本の美意識に深く浸透していきました。
達磨図という画題もまた、禅の精神を重んじる茶道においては極めて重要な意味を持ち、静寂な空間に精神的な力強さを与える象徴として好まれてきました。
古美術永澤では、こうした由緒ある茶道具や古美術品を次代へと繋ぐため、経験豊富な査定士が、丁寧に拝見させていただきます。整理やコレクションの整理をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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