
表千家 惺斎(せいさい)竹一重切花入
茶道表千家において近現代の礎を築いた十二代家元、敬翁宗左 惺斎(けいおう せいさい、1863~1937年)の銘がある「竹一重切花入」をお客様よりお譲りいただきました。
竹花入は、千利休が小田原攻めに随行した際に、陣中で身近な竹を切り抜いて作ったことに始まると伝えられる道具です。
今回のお品物は、竹の節を一つ残した「一重切」という伝統的な様式で、惺斎ならではの端正で格調高い造形美が宿っています。表面に施された朱文字の書き付けからは、歴代家元が重んじてきた美意識と、季節の移ろいを愛でる茶人の心が直に伝わってくるようです。
歴史を紐解けば、惺斎が生きた明治か大正期は、茶道界が近代化の荒波の中で伝統をいかに守り伝えるかという大きな転換期にありました。惺斎は古典を深く研究しつつ、時代に即した数多くの道具を世に送り出し、近現代における表千家茶道の礎を築きました。
古美術永澤では、こうした歴代家元の書付や花押のある茶道具を専門に扱っております。お手元のコレクションの整理や、大切にされてきたお道具の引き継ぎをご検討の際は、ぜひ私どもにご相談ください。
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