
銀製 懐中時計
この度、お客様より銀製の懐中時計をお譲りいただきました。
ケースの裏蓋には、彫刻が施されており、その中央にはデザインされた「鶴彦」と読める銘が刻まれています。上部には「大正十三年」の文字が見て取れます。これは、大正13年(1924年)に製造されたことを示唆しており、歴史の重みを感じさせます。
白い文字盤には、アラビア数字のインデックスが配され、視認性も良好です。特筆すべきは、その素材とコンディションです。今回お買取させていただいた懐中時計は、ズシリとした重みが心地よい銀製です。長年の時を経ているにもかかわらず、大きな傷や凹みなども少なく、丁寧に扱われてきたことが伺えます。
懐中時計は、かつて紳士のステータスシンボルであり、時には家宝として代々受け継がれてきた歴史的な品々です。特に明治期に作られた和洋折衷のデザインは、海外の技術と日本の美意識が融合した独自の魅力を放っており、国内外のコレクターから高い評価を得ています。
今回、買取させていただいた銀製の懐中時計は、その希少性と歴史的価値を評価させていただきました。お客様には、その価値にご納得いただき、喜んでいただけたことを私どもも嬉しく思います。
古美術品やアンティーク時計は、単なる古いものではありません。そこには、時代ごとの文化や技術、そして人々の暮らしが凝縮されています。もしご自宅に眠っている古い時計や、価値が分からず手放すのをためらっている品々がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。専門の査定士が一点一点丁寧に拝見し、その真の価値を見極め、お客様にご満足いただける適正な価格で買取させていただきます。
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