アンティーク懐中時計

今回、買取させていただいたのは、MAPPIN & WEBB（マッピン&ウェッブ）社の懐中時計です。マッピンは1775年に設立された歴史あるブランドで、銀製品や宝飾品で名を馳せ、イギリス王室御用達の栄誉も受けています。現在でも、高級銀食器やジュエリーなどを扱っていることで有名です。

買取した時計は、小ぶりで可愛らしいデザインが目を引く一品です。ケースは金張り（ゴールドプレート）で、全体的に経年による味わい深い風合いが出ています。その繊細な造りは現代の時計にはない魅力にあふれています。

文字盤には「MAPPIN」のロゴがはっきりと残っており、視認性の高いアラビア数字のインデックスが配置されています。12時の数字だけが赤く塗られているのも、デザイン上のアクセントとしてユニークです。マッピン社の遊び心やデザイン性の高さを感じさせます。針は、スペード型と呼ばれるクラシカルな形状で、文字盤の雰囲気とよく調和しています。

この時計は、本来は懐中時計として使われていましたが、後からストラップを取り付けて腕時計としても使えるように工夫されています。これもまた、時代と共に時計の使い方が変化していったことを物語る、興味深い歴史的証拠と言えるでしょう。

私ども古美術永澤では、このようなアンティーク時計を専門とする査定士が、一点一点丁寧に拝見させていただきます。

アンティークの腕時計や懐中時計は、現代の時計とは異なる独特の魅力を持っています。ご自宅に眠っている古い時計がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤の無料査定をご利用ください。皆様の大切な思い出の品々を、次世代へと繋ぐお手伝いができれば幸いです。

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