シーマ(CYMA)アンティーク懐中時計

シーマ(CYMA)のアンティーク時計です。シーマ(CYMA)は1862年、スイスのラ・ショー＝ド＝フォン（※時計産業の代表的な都市）でジョセフ＆テオドール・シュウォブ兄弟が設立したシュウォブ兄弟商会が起源であり、1903年に「CYMA」として商標登録されました。フランス語のcime（頂点）か、ラテン語のcyma（芽）が由来だといわれています。
この商標登録前からタバン(TAVANNES)と業務提携しており、高品質な時計を「TAVANNES」、「CYMA」、「CYMA-TAVANNES」の商標で販売していました。

その後、フランスはアール・デコ期（1920年代後半～1930年代）に入り、時計の文字盤にアラビア数字を使うものが増えました。本品はその頃の製造品で、数字とロゴのやや丸まった書体に優美さを感じさせますが、シンプル化・実用化へ変化していく過渡期であったことを思わせます。

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