ジャケ・ドロー(Jaquet Droz) ヌメルス・クラウスス(Numerus Clausus) 腕時計

ジャケ・ドロー（Jaquet Droz）のグラン・セコンド（Grande Seconde）コレクションの腕時計です。88本限定で生産されました。

ジャケ・ドロー（Jaquet Droz）は1738年、ピエール・ジャケ・ドローがラ・ショー＝ド＝フォン（※スイスの時計製造業の代表的都市）に工房を設立し、事業として開始されました。歴史としては人間型オートマタや、乾隆帝の宮廷に輸出された鳥仕掛け時計が有名ですが、創業者ピエール・ジャケ・ドローが1784年にデザインした懐中時計は、その先鋭的なデザインが高い評価を受け、ジャケ・ドロー(Jaquet Droz) ブランドを代表するデザインとなりました。

この懐中時計は、上に時・分の小円、下に秒の大円、この2つの円が縦に重なり、8の形で見えるのが最大の特徴です。これは当時としても異例の構成で、下のサブダイヤルに秒を置くことで「秒」を強調し、時計が動いていることを視覚的に強く視認できるようにした、と言われています。事実、ピエール・ジャケ・ドローのデザインは装飾的で視覚のインパクトの強い作品が多くありました。

中でも8の字のようなデザインは、本品のように「グラン・セコンド（Grande Seconde）」という名を冠して、200年以上時を経た現代でも愛され続けています。

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