
三代 歌川豊国(歌川国貞)による浮世絵「東海道五十三次の内 小田原箱根間 畑宿 工藤祐経(おだわらはこねかん はたじゅく くどうすけつね)」です。
「役者見立東海道」と呼ばれるシリーズ作品の一つで、手前に役者絵、背景に演目や登場人物に関係する宿場の風景(この場合は畑宿)が配されており、歌舞伎役者の五代目 松本幸四郎が「工藤祐経」に扮している様子が描かれています。
工藤祐経は歌舞伎演目では「曽我物(そがもの)」と呼ばれる演目群に登場する、平安時代末期から鎌倉時代初期に実在した武士・御家人です。
曽我物は鎌倉時代初期に実際に起こった「曽我兄弟の仇討ち」を題材としており、何百年もの間、歌舞伎などの芸能で演じられている演目のことを言います。
工藤祐経の活躍は、史実と歌舞伎(曽我物語)で大きく異なります。
平重盛に仕えた後、源頼朝の側近として活躍し、頼朝が最も信頼していた人物の一人で史実では有能な武士でした。一方、曽我兄弟に18年もの間、仇として狙われ続け、劇的な事件の「敵役」となったことで、物語や歌舞伎の世界では悪人として広く知られるようになりました。
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